『サテライトオフィス』のトレンド(専用個室+共用部併用型)

2021年6月28日

サテライトオフィスのイメージ

自社専用個室と共用部を併用する『サテライトオフィス』のトレンド

経営側、従業員ともに満足する形態のオフィスとして、『固定のオフィス』×『サテライトオフィス』×『在宅』を組み合わせた オフィスがトレンドになってきていることをお話しました。多種多様な『サテライトオフィス』の中で、どのようなオフィス施設の形態に需要があり、選ばれているかをお話したいと思います。

テレワーク導入の普及につれて従来型の固定(例えば本社、各支社など)のオフィスに平日・毎日通勤するというスタイルは、今後、少なくなっていくと言われています。東京都が推進するテレワーク推進の調査(2020年9月)によれば、有効回答数のうち、テレワークの拡大もしくは、継続を希望する会社が8割を超えています。 こうしてテレワークを導入している会社は本社以外の機能のあるオフィスを新たに採用したり、またはその利用を継続することが今後も予想されています。

自社以外のサードプレイスとしてサテライトオフィスを設ける会社は、従業員の衛生的な安心さ、通勤の便利さ、情報のセキュリティ面、コスト面、生産性の向上面などあらゆる角度から検討します。

サテライトオフィスの利点としては、
(1)内装工事やビジネスインフラを構築するコストをかけず、すぐ利用することが可能
(2)比較的契約期間も短く、会社の方針転換があった場合にも柔軟な対応をとることができる
(3)会議室などの共有部分をシェアすることにより、一般の賃貸オフィスよりも効率よく利用できる
などの複数のプラス事項がありますので、通常賃貸よりより自由度のあるサテライトオフィス(シェアオフィス)を利用することになるでしょう。

もちろん、会社に代わる場所の利用となりますので、通勤時間の短縮が図れ、ネット環境の安定している主要ターミナル駅の近くのサテライトオフィスが採用され易いことは間違いありません。

一般的にサテライトオフィスは、フリーアドレスのコワーキングスペース、カフェ、ラウンジ、会議室、web会議用施設など用途に応じた施設を複数備えています。これらのオフィス施設を複数の企業が、他社と共有して利用します。

いわゆるコワーキングタイプの共有施設のみのサテライトオフィスもあるのですが、セキュリティの面や、グループでのコミュニケーションの充実、社内だけでのグループ打ち合わせのために、一定数の従業員が仕事をすることが出来るプライベート空間を併設するシェアオフィスが非常に増加しています。共有施設は、他社と共同で利用しコストを抑えつつ、自社または自社の一事業部のみが専用で利用出来るオフィス(個室)を併用するサテライトオフィスの使い勝手の良さが選ばれています。

自社、自社グループの専用スペースとしての『個室』があれば、会社付与のPC機材などの保管、重要書類、契約書の保管、営業資料の保管が可能です。一方で『共有部分(会議室、オープンラウンジ、コワーキングエリア、カフェなど)』があれば、気分転換スペースとしての利用、グループミーティングなども行えます。

以上のように、自社専用部分の『個室』と会議室などの『共用部分』を併用するハイブリッド型のサテライトオフィスが増加し、トレンドとなっており、今後もそのような機能のあるオフィスが増えていくでしょう。