オフィス移転のスケジュールは?必要な期間や移転先の選び方も解説

2026年6月25日

オフィス移転のスケジュールは?必要な期間や移転先の選び方も解説

オフィス移転は、企業にとって大きな決断のひとつです。移転先の選び方次第で、その後の業務効率や従業員の働きやすさ、さらには企業イメージまで変わります。 とはいえ、「何から手をつければいいかわからない」「どのくらい前から動き出せばいいのか」と悩む方も少なくありません。移転には物件探しや内装工事、各種届出など、多くのステップがあり、準備不足のまま進めると想定外のコストやトラブルを招く可能性があります。 この記事では、オフィス移転に適したタイミングから、規模別の準備期間の目安、物件選定の進め方、移転前に揃えておくべき準備まで、適切なスケジュールを順を追って解説します。これから移転を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【目次】
1. オフィス移転に適したタイミング
2. オフィス移転にかかる期間
3.移転先オフィス選定の進め方
4.オフィス移転の際に必要な準備
5.オフィス移転でクロスコープを選んだお客様の声
6.まとめ

オフィス移転のスケジュールは?必要な期間や移転先の選び方も解説

オフィス移転を成功させるには、「いつ動くか」の判断が欠かせません。ここでは、移転を検討し始めるきっかけとなる代表的な4つのタイミングについて解説します。

現オフィスの契約更新時期は、移転を進める上で最もコストを抑えやすいタイミングです。更新料や原状回復費用の発生時期を調整しやすく、旧オフィスと新オフィスの家賃を二重に払う期間を短くできます。 多くの賃貸借契約では、解約希望日の6ヶ月前に予告を出す条件が一般的です。そのため、更新月の半年前に解約予告を出し、それに合わせて新オフィスの契約や内装工事を進める流れが理想的だといえるでしょう。契約更新のタイミングから逆算してスケジュールを組むことで、無駄な出費を防げます。

採用強化による増員や、リモートワーク導入による出社人数の変化など、人員に大きな動きがある時期も移転の好機です。従業員数とオフィスの広さが合っていないと、会議室不足や空席の増加が生まれ、賃料の無駄につながります。 例えば、社員が急増して作業スペースが慢性的に足りなくなったタイミングで、より広いオフィスへ移ると、業務の生産性が上がりやすくなるでしょう。人員計画と移転時期を連動させることで、適正な広さのオフィスを確保できます。

新規事業の立ち上げや、ブランディングの方針が大きく変わる時期は、移転に適しています。オフィス環境を刷新することで、社内の意識に変化を促し、社外への企業イメージを明確に打ち出せます。 例えば、フリーアドレスを取り入れて部署をまたいだ交流を増やしたい場合、そのレイアウトに対応したオフィスへ移ることで、制度と環境を同時に整えることが可能です。事業の節目に移転のタイミングを合わせることは、企業の成長を加速させる手段となるでしょう。

空調や衛生設備、セキュリティシステムなど、ビルの設備に老朽化が目立ち始めたら、移転を検討するサインです。古い設備はランニングコストがかさむだけでなく、従業員のモチベーショや生産性の低下を招く恐れがあります。 例えば、夏場に空調が十分に効かない状態が続くと、集中力の低下や体調不良につながる可能性があるでしょう。最新のITインフラに対応できないオフィスから、最新設備のビルへ移転するケースも考えられます。 快適で安全な職場を保つために、設備の寿命を見越して計画的に移転を進めてください。

バーチャルオフィスの住所で開業したい方は、『バーチャルオフィスの住所で開業届の提出はできる?メリットも紹介』をご参照ください。

移転の準備をスムーズに進めるには、オフィスの規模に応じた期間の見通しを持つことが欠かせません。ここでは、小規模・中規模・大規模の3つに分けて、それぞれの目安期間と進め方を解説します。

30坪程度の小規模なオフィス移転は、おおよそ3〜4ヶ月が目安です。関係者が少なく意思決定が速いため、物件探しからレイアウトの確定まで比較的短期間で進められます。 進め方の目安としては、最初の1ヶ月で物件の選定と契約を終え、次の1〜2ヶ月で内装の方向性や各業者の手配を済ませ、最後の1ヶ月で引越しと各種手続きを行う流れが一般的です。期間が短いぶん、解約予告のタイミングを誤ると旧オフィスの家賃が余分に発生しますので、スケジュール管理には注意してください。

30〜100坪程度の中規模オフィスでは、全体で約6ヶ月の期間を見込んでおく必要があります。関わる部署や従業員の数が増えるため、意見の取りまとめや業者との打ち合わせに時間がかかります。 そのため、移転の半年前にはプロジェクトチームを立ち上げ、移転の目的や条件の整理、物件探しを始めることが大切です。タスクが複雑になりやすい規模だからこそ、早めに動き出すことで後工程に余裕が生まれます。

100坪を超える大規模なオフィスを移転する場合は、少なくとも8ヶ月から1年程度の準備期間が必要です。大規模な内装工事や複雑なネットワーク環境の整備、全社的な調整が必要となり、各工程に十分な時間を要するためです。 1年前から移転計画をスタートさせ、業者の選定や複数回にわたるレイアウトの見直し、引越し計画の策定を段階的に進めましょう。関係者が多岐にわたる移転では、想定外のやり直しが発生しやすく、余裕のないスケジュールは全体の遅れに直結します。長期的な視点でゆとりを持った計画を組んでください。

オフィス移転のスケジュールは?必要な期間や移転先の選び方も解説

物件探しを始める前から契約締結に至るまで、各ステップで押さえるべきポイントがあります。ここでは、移転先オフィスを選ぶ際の具体的な進め方を順番に解説します。

新オフィスを探し始める前に、まず現オフィスの賃貸借契約書を開いて、解約予告の期限を確認してください。解約予告のタイミングを誤ると、旧オフィスと新オフィスの家賃を二重に支払う期間が長くなり、余分なコストが発生します。 解約予告時期は「解約希望日の6ヶ月前」といった形で定められているケースが一般的です。そのため、移転を希望する時期の半年前には貸主への通知を済ませておきましょう。解約予告の期限を起点にスケジュール全体を組むことで、無駄な出費を防げます。

物件探しを始める際は、立地・広さ・賃料・設備など、自社にとって譲れない条件を事前に明確にしておくことが大切です。条件が曖昧なまま動き出すと、選択肢が絞り込めずに判断が遅れ、スケジュール全体に影響が出ます。 例えば、「社員の通勤に便利なターミナル駅周辺であること」「月額賃料は○○万円以内」「会議室を3つ確保できる広さ」といった具体的な基準を設けると、物件の絞り込みがスムーズになるでしょう。移転の目的に照らし合わせながら優先順位をつけることで、理想のオフィスに近い物件を見つけやすくなります。

条件に合う物件を複数ピックアップしたら、実際に足を運んで内見を行い、多角的な視点で比較検討しましょう。図面や写真だけでは、周辺環境の雰囲気や実際の天井高、日当たり、設備の使い勝手まで確認できません。 候補は3〜5件程度に絞り込み、社員の働きやすさや来客時の印象、将来的なレイアウト変更への対応力などを比較表にまとめて検討してください。実際に細部まで確かめることで、移転後のミスマッチを防ぎ、長く使えるオフィスを選べます。

入居したい物件が決まったら、速やかに入居申し込みを行い、審査を経て賃貸借契約を締結してください。人気のある優良物件は他の企業に先を越される可能性があるため、迅速な判断と手続きが求められます。 申込書を提出して審査を通過したら、契約書の内容をしっかり確認した上で捺印してください。特約事項や原状回復の条件など、細かな記載が後々のトラブルを防ぐためのポイントになります。内容を十分に精査した上で、契約手続きを完了させましょう。

オフィス移転のスケジュールは?必要な期間や移転先の選び方も解説

移転先の契約が決まったら、入居日までに複数の準備を並行して進める必要があります。ここでは、オフィス移転において欠かせない6つの準備項目について解説します。

新オフィスのレイアウトは、業務効率と従業員のモチベーションを左右する重要な作業です。部署間の連携のしやすさや、リフレッシュスペースの有無が、日々の働きやすさに直結します。 例えば、業務の動線を意識してデスクを配置し、集中ブースやオープンミーティングスペースを設けるなど、実際の働き方に合わせた配置を考えましょう。移転の目的を体現し、従業員が快適に能力を発揮できるレイアウトを決めることが不可欠です。

レイアウトが確定したら、パーテーションの設置や床・壁の張り替えなど、内装工事をスケジュール通りに進めてください。内装工事の遅れは、その後のネットワーク環境の整備や引越し作業など、全体のスケジュールに大きな影響を及ぼします。 また、ビル管理会社の指定業者との調整や、消防法に基づいた設備の設置など、各種法令を守りながら工事を進めなければなりません。業者と細かくコミュニケーションを取り、進捗をこまめに確認することで、予定通りの工期で内装を完成させられます。

新オフィスで使用するデスクやチェア、収納棚などのオフィス家具は、納期に合わせて早めに手配することが大切です。オフィス家具は注文から納品まで1ヶ月以上かかるケースも多く、手配が遅れると業務開始に間に合わない可能性があります。 既存の家具を引き続き使う場合は搬入計画を立て、新たに購入する場合はレイアウトに合わせてサイズや色を選んで発注しましょう。搬入スケジュールを逆算しながら、働きやすさとデザイン性を考慮した上で計画的に手配してください。

新オフィスで業務を滞りなく始められるよう、インターネット回線や電話、社内ネットワークなどの通信環境を引越し当日までに整えておく必要があります。現代のビジネスにおいて通信インフラは業務の根幹であり、これが整っていなければ業務そのものが止まります。 そのため、回線業者の手配やLANケーブルの配線工事、サーバーの移設、Wi-Fi環境の整備を計画的に進めましょう。IT関連の手配は工程が多く、漏れが生じやすいため、チェックリストを用意して確実に対応してください。

オフィスを移転する際は、法務局や税務署、年金事務所など、行政機関への各種変更届出を忘れずに行う必要があります。本店の所在地変更登記をはじめ、税務や社会保険関連の手続きを怠ると、業務に支障をきたしたり罰則を受けたりする可能性があります。 移転日から一定期間内、2週間から1ヶ月以内に提出しなければならない書類が少なくありません。事前に提出が必要な書類をリストアップして準備を進め、期限内に確実に手続きを完了させましょう。

オフィスの移転が決まったら、取引先などの社外関係者と自社の従業員に対して、適切なタイミングで周知を行ってください。住所変更の連絡が遅れると、郵便物の不達や来客の混乱を招き、取引先に迷惑をかけてしまう恐れがあります。 移転の1ヶ月前を目安に取引先へ移転挨拶状を送付し、自社のWebサイトや名刺の住所情報を更新しましょう。加えて、社員には新しい通勤ルートや最寄り駅からの道順を案内するなど、細かな配慮も欠かせません。関係各所への丁寧で漏れのない周知が、企業としての信頼を保ち、移転後の業務の混乱を防ぎます。

賃貸オフィスだけでなく、レンタルオフィスも移転先の有力な選択肢のひとつです。クロスコープでは、全国10拠点に高品質なレンタルオフィスを展開しています。実際にクロスコープへ移転されたお客様の声を3つご紹介するので、オフィス移転をご検討中の方はぜひご参考ください。

株式会社フルアウト様は、コロナ禍でリモートワークが広がり前のオフィスにスペースが余るようになったことをきっかけに、クロスコープ渋谷へ移転されました。会議室のダブルブッキングや無断使用を心配していたものの、実際に入居してみると、そのような問題は一切なかったといいます。 スタッフから毎朝挨拶してもらえること、清掃が徹底されていること、節電への呼びかけが自然と入居者の意識を変えていることに気づき、「人の性善説が回る方法がある」と感じたと語っています。運営側の姿勢が、オフィス全体の雰囲気を整えている好例です。

詳しい事例紹介はこちら

特定非営利活動法人全国検定振興機構様は、同じフロアに入居していた他社が次々と移転したことをきっかけに、コスト面と管理面の負担を考えてレンタルオフィスへの移転を決断されました。 移転先を選ぶ際に最も重視したのは会議室の多さと使いやすさで、1日3時間まで無料で利用できる点が決め手になったと話します。また、ラウンジが静かで落ち着いた雰囲気であること、防災対策が施された新しいビルであることも、入居の後押しになったといいます。

詳しい事例紹介はこちら

ロータスビジネスコンサルティング株式会社様は、コロナ禍での業績悪化をきっかけにコスト削減を目的として移転を検討し、次に移転するならレンタルオフィスと決めていたと話します。 賃貸オフィスでは内装工事の打ち合わせや費用に多くの時間と労力がかかるのに対し、レンタルオフィスなら会議室が整った状態で即日業務を始められる点を評価されています。また、事業の拡大に合わせて執務室の区画を増やすなど、人員の変化に柔軟に対応できる点も、レンタルオフィスならではの利点として挙げられていました。

詳しい事例紹介はこちら

オフィス移転は、契約更新や人員変動、経営戦略の転換、設備の老朽化など、さまざまなタイミングで検討が始まります。移転を成功させるには、オフィスの規模に応じた準備期間を確保した上で、解約予告の時期から逆算してスケジュールを組むことが欠かせません。 また、移転先の選定では、自社に合った条件を明確にしてから物件探しを始め、実際に足を運んで比較した上で契約を進めることが大切です。契約が決まった後も、レイアウトの決定から内装工事、什器の手配、IT環境の整備、各種届出、社内外への周知まで、多くの準備を並行して進める必要があります。 オフィス移転を検討している方は、まず自社の目的と優先条件を整理した上で、賃貸とレンタルの両方を選択肢に入れて比較されることをおすすめします。

「クロスコープ」のレンタルオフィス一覧はこちら

「クロスコープ」のバーチャルオフィス一覧はこちら

▼ 内覧申し込みはこちらから。いつでもお気軽にどうぞ。