ご利用者様の声

オフィスの縮小移転先に選んだクロスコープ。
初めてレンタルオフィスを
使ってみた感想は?

株式会社フルアウト 代表取締役 金田和也 様 ・ご利用拠点:クロスコープ渋谷
・入会時期:2021年~

2021年にクロスコープ渋谷へご入会いただいた株式会社フルアウト 代表取締役 金田様に、レンタルオフィスを選んだ理由や、今後の働き方について、また現在クロスコープをどのようにご利用されているかなど様々な角度からお話を伺いました。

フルアウトの代表の金田様クロスコープ渋谷の受付前にて
クロスコープ渋谷受付前にて

― まずは貴社の事業サービスについてお伺いしてもよろしいでしょうか?

(金田さん)当社はアドテクノロジー事業を行っておりまして、わかりやすく言うとインターネット上にあるデジタル広告のことです。パソコンやスマートフォンなどに特化した広告で、ディスプレイと言われるバナー広告でしたり、LINEニュースやスマートニュースなどのニュースフィードというニュース一覧の一部を広告枠としてお借りして出稿するインフィード広告などのインターネット広告業を主にさせていただいております。
ただ広告を出すだけではなくて、当社は「ネイティブアド(※1)」と言われる広告モデルを採用していて、ニュースフィード上で出す広告やバナーに関して、お客様の商品やサービスをどういう世界観で伝えるといいかを我々自身で考えさせていただき、広告をクリックした先でどのようなストーリーを届ければユーザーが納得してその商品を購入いただけるかの一連をプロモーションしご提案しています。
よくある広告モデルだと、ユーザーが広告バナーを見て衝動的に購入するというパターンが多いですね。広告を見て「あ、なんか安いな」とか「私、これ欲しかったな」と思って購入して。僕らのように購入前にストーリーをユーザーに届けるのではなくて、購入サイトへ直接遷移させるケースが多いんです。一見その方が「ユーザーが買いたいと思っているんだから、すぐに買えて便利だよね」などと思われがちなんですが、実際に購入したユーザーは購入したことを覚えていない。「なんで購入したんだろう」とか「思っていたのと違う」というようなすれ違いや理解相違が起きてしまって、購入後のトラブルが起きてしまったり。その結果ユーザーのキャンセル率が高くなってしまってLTV(Life Time Value/ライフタイムバリュー)が低いというお悩みのケースのお話をいただくことが多いです。
僕らのように(広告バナーから購入サイトまでの)間にストーリーを挟むことで、お客様がご納得いただいた上で購入してもらうフローになるので、正直言うと広告バナーからサイトへ直接誘導するよりも成果単価は高くなります。ユーザーによっては、読むのが億劫だなとか、読んだ結果購入しないと判断される場合も一定数出てきますので、一見広告費用は高いんですが、その後のLTVという観点からみると「ネイティブアド(※1)」と言われるストーリー型の広告モデルのほうが伸びる傾向にあると言われていますので、そのモデルを活用した事業を中心に行っています。

(※1)「ネイティブ広告(ネイティブアド)」とは、Webメディア内の一般記事に溶け込む形で表示される広告のこと。 商品・サービスとまだ接触していない潜在層へのアプローチが可能で、メディアを閲覧する体験を損なうこと無く、自然な流れで記事LPへ誘導できることが最大の利点。

― ありがとうございます。いつもなにげなく購入していたのですが、ユーザーがその商品をリピート購入するかどうかって、分析していないと次に繋がらないですよね?

(金田さん)BtoCと言われる単品通販とか、資料請求などのリード獲得を求めるお客様が多いのですが、ソーシャルゲームとかってされたりしますか?


― あまりゲームはしないんですよね…無料配信のものを少し試す程度です。

(金田さん)テレビCMなどでよく見るソーシャルゲームを想像してほしいのですが、ロングセラーで売上とかも相当な規模だったりするんですが、ユーザーのキャラクター認知とかステージ認知率ってとっても低いんですよ。むしろないに等しいんです。要するに、ユーザーによってはお金を注ぎ込んでいるにも関わらず、記憶にないんですよ。でも、コンシューマーゲームといわれる、所謂ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとかスーパーマリオってやったことがなくても耳にしたことがあったり、子供のころに男の子がやっているというイメージがあると思うんですよね。かつ、そのゲームの思い出も皆が持っているんですよね。このステージ難しかったよねとか。


― あ、ポケモンとかもそうですね。

(金田さん)そうそう、ポケモンなんかまさにそうじゃないですか。「ミュウつかまえられなくて…」とか、そういう共通の思い出がデジタルだとやっぱり生まれづらいんですよね。手軽さがゆえに、ユーザーの思い出としての価値が低いというのが課題としてあって。じゃあストーリー型広告がそれを補えるかというとまだなのですが、そういう世界を作っていかないと、ユーザーの中でブランドの愛着が湧かないなっていうのはありますよね。


― “女性ならでは”で言うと、化粧品とかって結構そうかもしれないです。同世代の中で、高校生の時はこういうブランドを使っていたよねとか話をするので、ちょっとそこに通じるところがあるのかなと思いました。

コロナ禍に賃貸ビルからレンタルオフィスへ移転
シェアして使うオフィスだからこその良さを発見

フルアウトの代表の金田様クロスコープ渋谷の会議室にて
クロスコープ渋谷会議室にて

― クロスコープにご入居いただいた背景についてお伺いできますでしょうか?

(金田さん)コロナが流行って、当社の社員の働き方がリモートになったり地方に戻ったりということがあり、前のオフィスの広さだとスペースが余ってしまう状況にあったので、もう少し小ぶりなオフィスを探していました。ただ小さくするだけでも内装工事をしなきゃいけないとか、会議室を作らなきゃいけないとか考えないといけない事は多くて。いつまでスモールオフィスでやっていくのかも当時まだ見通せていなかったので、会議室やフリースペースなどの設備があってすぐオフィスとして稼働できるような場所を探していたところ、シェアオフィスに出会ったのがきっかけですね。


― では、以前のオフィスは賃貸ビルだったんですね?

(金田さん)そうです。普通の賃貸オフィスでした。リモートワークをしているメンバーもいますし、そうするとこのオフィスでやっている意味ないよね、ということになりまして。


― そうですよね。勿体無いですよね。では、当社が初めてのレンタルオフィスということでしょうか?

(金田さん)はい、そうです。


― ありがとうございます。実際に使ってみて気に入っている設備とか、プランとかありますか?

(金田さん)やっぱりすごく良いのが電気使い放題なこと。あとは、やっぱり会議室の無料利用時間が決まっていて、管理していただきながら使えるところとか、受付対応とか。いつも会うと挨拶してもらえますし。そういう人間味があるところがいいなと。シェアオフィスなので最初心配していたんですよ。会議室がダブルブッキングにならないかなとか、勝手に使ったりする企業がいたら嫌だなぁとか思っていたんですが、そういうこともなく、みんなが使いやすいオフィスを作るのを心がけていらっしゃるのがすごく伝わってくる。トイレにガムを捨てないでください、とか(笑)捨てる本人にグッと刺さるような、大人がこんなことしちゃいけないなと思えるような貼り紙が貼られていたりとか。管理が徹底されているな、と。こちらも18時過ぎに会議室を使い終わった後は、電気を消そうという気持ちが自然と芽生えるようになりましたしね。


― 本当に渋谷オフィスの方は、特に皆さん(電気の消し忘れを)すごく気にして使って下さっていますよね。受付営業時間(9-18時)はお声がけするようにしているのですが、こちらが言わなくても消して帰ってくれるのですごく助かっています。

(金田さん)それはすごく発見でしたね。人の性善説が回る方法ってあるんだな、と思って。それってやっぱりこちら側の姿勢なんだなっていうのは、このオフィスに入って、ものすごく学びました。


― 恐縮です。ありがとうございます。

(金田さん)ちゃんと朝お掃除されていたりとか、そういう(電気代高騰による節電)アナウンスもされているじゃないですか。電気代上がっているよな、とか。ちゃんとやらなきゃいけないな、とか。皆さんの普段の姿勢あってこそだな、と思っています。


リアル出社を推奨
五感で感じるコミュニケーションを大切に

― リモートワークと出社とバランスよくされているイメージがあるのですが、御社の働き方についてお伺いできますか?

(金田さん)基本的に出社を推奨していて、リモートワークをやっているメンバーは「決められた成果が落ちない限りは」という条件付きでリモートワークをやってもらっています。基本的には出社ですね。やっぱり自分のオフィスのドアを開けたときに気持ちのスイッチが入る感じがあるんですよね。リモートワークだと、どこか一人で淡々と業務をやっていて気づかないうちにコミュニケーションをとらないようになってしまうのかな、と。本当はコミュニケーション必要なんですけど「不必要」みたいになってしまうんですよ。リモートワークの方が、すごく効率よく生産性高く仕事をしているんでしょうけど、足し算的な仕事をしている感覚になるんですよね。

クロスコープ渋谷ラウンジエリア
クロスコープ渋谷ラウンジエリア

― そこから新たに大きなものが生まれにくいっていうことですね。

(金田さん)生まれにくいなぁって思いますよね。オンラインでミーティングをする場合でも、初対面の方だと五感的な温度がないので「この人ってどんなタイプなんだろう」っていうのが掴めないんですよね。リアルでお会いすると、そこから五感で感じるのか「この人話しやすそうだな」「この人緊張感ある人だな」っていうのが伝わるじゃないですか。やっぱりそういうのがないと人としての機能が低下していくのかなと思っていて。


- 確かに一番はコミュニケーションですよね。リモートワークでコミュニケーションをとるとすると、文字や音声ベースになってしまうので温度感って伝わらないっていうのは私もすごく感じますね。コミュニケーションと言えば、御社はラウンジでだらだら過ごすというのではなく、必要な時にコミュニケーションをとっていらっしゃるのを見て、まさに最近の働き方のロールモデルだなって思って見ています。

(金田さん)ほんと気づいたらうちの社員しかいない時があって、これ占領しちゃっているんじゃないか?って思う時があって(笑)


- 大丈夫です。周りの方にも配慮しながら使っていただいているので、すごくありがたいです。

(金田さん)それは本当にうれしいですね。うちの社員は人柄が良いとよく言われるので。


― 本当にそう思います。金田さんの採用した方だからだと思いますよ。

フルアウトの代表の金田様クロスコープ渋谷会議室にてインタビューシーン
クロスコープ渋谷会議室にてインタビューシーン

クロスコープの共有設備に欲しい
新しいサービスとは?

― クロスコープに今後求めるものは何かありますか?

(金田さん)すごいしょうもないことかもしれないんですが、自販機の水の割合を増やしてもらえないかなと。あれ勿体無いですよ。すごい売上あがると思いますよ。全部水でもいいと思いますし。あとオフィスコンビニとかがあると。ちょっとコンビニとかも地味に遠いので。自販機で買えるパンとか、健康的なものとか置いたら結構いいと思いますよ。 このオフィス来て思ったのが、あんまり不健康そうな人っていないじゃないですか。やっぱり渋谷系だなと思うんですよね。その辺でフィットネス行ったりとか、運動したりとか、自転車で来ている人もいるので、意識高い系の人が多いと思う。高たんぱくカップヌードルとか売れると思いますよ。


― そうですね、確かに需要ありそうですね。

(金田さん)来客用の水のサービスとか、Amazonで買うのと変わらない価格とかで販売してもらえたらいいなと。相手に持って帰ってもらいやすいペットボトルなんかがいいと思います。その場では飲まない人もいるので、ちょっとした手土産にもなるし。


― すごい参考になります。ありがとうございます。

(金田さん)コンサル料もらっていいですか(笑)?でも、やっぱりお水とか食べ物とかいいと思いますよ。みんな絶対そう思ってますよ。


- お水と食べ物ですね。お菓子は置いていたことはあったんですが、食事系ですね。朝のちょっとした食事とかですかね。

(金田さん)食事系のハイカロリー的なものではなくて、朝の食事とかいいと思います。それ以外で言うと、あとは、空調の調整が難しいですよね。温度調整がもう少しできるといいかなぁ。


― 分かりました。貴重なご意見ありがとうございます。では、以上でインタビューを終了させていただきます。

(金田さん)本日はありがとうございました。


株式会社フルアウト

圧倒的なPDCAで、お客様の実現したい未来まで導く広告運用サービスを実現。
Web広告を通してクライアント様の伝えたいストーリーを届けるお手伝いを。配信するプラットフォームに合わせ、各部門ごとに特化したチームが制作から運用、分析まで一元的に取り組み、スピード感をもった効果的な配信を行っている。

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