起業・創業場所はどこにすれば良い?ビジネス中心地での起業とレンタルオフィス

2022年1月14日 2024年5月20日

今回は、ビジネス中心地で起業・創業することの意義について考えたいと思います。
今の時代、リモートワーク、テレワークの手段によって、いつでも、どこでも事業を展開できるので、実際に仕事をする「場所」としては、どこでも問題がないという回答が比較的多くなってきたかもしれません。しかしながら、ビジネス表記をする上で「住所」は重要です。来客があったり、逆に取引先へ向かったり、事業のイメージや、スタッフが集まりやすい場所という点等を考慮すると、やはり「ビジネス中心地」にオフィスを構えようと考える方が多いのではないでしょうか。起業・創業時のオフィスはどこに構えるべきか、またどの点に注目し選択すべきかまとめました。

【目次】
1. 起業・創業時のオフィスはどこに構えるべきか?
2. 「ビジネス中心地」で起業・創業するメリットとは?
3. 「ビジネス中心地」で起業・創業するデメリットとは?
4. 「ビジネス中心地」にオフィスを構える方法とは?
5.まとめ

本コラムでは、「ビジネス中心地」とは、行政・経済が集中している都市の意味で捉えています。中央省庁(またはその派生機関)と各企業の本社を構えている土地であり、その場所では、行政、経済を動かしていく中心的な役割を担っています。
「ビジネス中心地」で事業を展開していく意義は、主に以下の通りです。
✅ ビジネスブランドに合った場所を選ぶ
✅ 交通アクセスの良い場所を選ぶ

誰もが知る地名の住所地を利用することによって企業イメージが上昇する効果があります。特に、ある一定の業種にとっての「地名」はなくてはならないものとなっています。ファッション業・クリエイティブ業、IT系事業や、地名が入った商品を扱う飲食業などは、「ハイセンス」「高級」「老舗」などイメージアップとなる要素が地名自体にあるので、使用しています。また数多くの企業、個人店が集中しているので、その業界での商業エリアとしても展開しているケースが多くあります。自社ビジネスブランドに合った地域や住所にオフィスを構えるようにしましょう。
渋谷・新宿・青山・六本木・銀座などは、特に一定の業種から絶大な人気があります。

多くの路線が集まる「ビジネス中心地」は交通の便が良いため優れた人材が集まりやすく、またエンドユーザーである顧客が来社する際もアクセスがしやすいという長所があります。空港へのアクセスも容易で地方都市への行き来の場合も利便性の高さを実感します。

都心はそもそも人口が多く、その中でも特にビジネスの中心地にオフィスを構えれば、それだけで人材採用時に有利に働きます。優秀な人材が集まりやすいため、その点も考慮してどこにオフィスを構えるか検討しましょう。

もちろんビジネス中心地である都心は、交通のアクセスが良い場所がたくさんあります。その中でも、特に、新宿駅・渋谷駅・東京駅・新橋駅・品川駅などは交通アクセスが良く人気のエリアです。

人気の高いビジネス中心地は、やはりそれなりの坪単価になります。またビルによっては、一部の区画ではなくフロア全体且つ長期の契約でないと賃借できないものもあり、希望する規模の物件がない、または予算オーバーとなるので、物件数は多いものの、希望するオフィス選びに関してかなり苦戦することが多いのが現実です。

人気があるエリアには、多くの同業他社がすでに開業しているものです。競争力が必要となりますが、その反面集客がしやすいというメリットも実はあり、どのようなビジネス形態かによってメリットにもなりえそうです。

テレワークの普及などから、自宅をオフィスとするケースが増えています。特に、起業したばかりの時や、創業間もない時はコストカットも期待できるため、自宅兼オフィスとすることも少なくないようです。数人で事業を行っている時期であれば、ちょうど良いかもしれません。

賃貸事務所を契約し起業するのは、コストが非常にかかります。数名で事業を立ち上げた起業間もない時期は、賃料にコストはできるだけかけたくないものです。より良い場所で、オフィスビル内事務所が持てることは喜ばしいことですが、起業時は二の足を踏んでしまうものではないでしょうか。

そこでやはり起業・創業時にはレンタルオフィス(シェアオフィス)を利用するのをお薦めします。レンタルオフィス(シェアオフィス)では、通常賃貸よりもコストが大幅に抑えられますので、「ビジネス中心地」での住所であってもかなり安価に利用出来ます。レンタルオフィスは都心の一等地にあることが多く、登記をすることも可能ですし、来客が来ても恥ずかしくない高級感のあるレンタルオフィスも増えてきています。是非検討してみてはいかがでしょうか。

レンタルオフィスについては、『レンタルオフィスとは? 種類と特徴・メリットとデメリットについて』で詳しく説明をしていますのでご参照ください。

レンタルオフィスよりさらに安価に登記住所を利用できる「シェアオフィス」も良いでしょう。登記住所としての利用だけでなく共有で使えるオフィススペースの利用でもできますので、スタートアップ起業や、副業で起業する方でも手軽にオフィスを構えることができます。

究極なオフィスプランとして「バーチャルオフィス」があります。作業できるオフィススペースは一切ありませんが、登記するための住所利用を希望している場合や、郵便物受領用の住所利用だけを探している方はこのプランが最も安価で手軽に契約が可能です。個人事業主やフリーランスの方、ノマドワーカーの方や、主に自宅を事務所として利用しているが自宅住所を公に出したくない方などにおすすめのプランです。

クロスコープが提供する「バーチャルオフィスプラン」については、『バーチャルオフィス』サービスページで詳しく説明をしていますのでご参照ください。

レンタルオフィス(シェアオフィス)は、昨今認知度が高くなっています。レンタルオフィスの運営会社も年々増え続けており、それぞれ特色のあるレンタルオフィスを運営しています。どの企業が運営するレンタルオフィスでも、様々な広さの個室を用意しているものや、フリーアドレスタイプの利用があるもの、各路線の主要駅に施設があり従量課金で手軽に使えるもの、web会議用ブースが充実しているものなど様々なタイプがありますので、「ビジネス中心地」でも希望にあうレンタルオフィスが必ず見つけれられると思います。