レンタルオフィスは1人でも利用可能!オフィス選びのポイントも

2023年6月16日

近い将来に起業を考えている方や、個人事業主の方の中には、気軽に利用しやすい「レンタルオフィス」の活用を検討している方もいるでしょう。しかし、1人や少人数でレンタルオフィスを利用することができるのか、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、1人でもレンタルオフィスを利用できることを確認した上で、1人用レンタルオフィスを利用するメリット・デメリットについて解説します。1人用レンタルオフィスの選び方や選ぶ際のポイントも併せて確認し、自分に合ったレンタルオフィスについて考えてみましょう。


結論から言うと、レンタルオフィスは1人でも利用可能です。レンタルオフィスは規模の小さなものから大きなものまで多様な形態があるため、1人で利用するのに適したサイズのオフィスを見つけることができるでしょう。

レンタルオフィスを1人で利用する方の例として、起業家や個人事業主、新規拠点の立ち上げを任せられた方などが挙げられます。「自宅の住所を名刺に記載したくない」「事業が軌道に乗るまで固定費を抑えたい」などの理由から、レンタルオフィスを利用する方も珍しくありません。

1人用レンタルオフィスを利用することには、メリットとデメリットの両面があることを理解することが大切です。

【1人用レンタルオフィスを利用するメリット・デメリット】

メリット ● コストを最大限に抑えられる
● 好立地にオフィスを構えられる
デメリット ● セキュリティ面に不安を感じる可能性がある

ここでは、上記のメリット・デメリットについて詳しく解説します。

レンタルオフィスを利用することには、賃貸オフィスを借りる際に必要となる敷金や礼金、仲介手数料などの初期コストを大幅に抑えられるというメリットがあります。保証金の支払いを求められるケースはあるものの、賃料の12か月分が相場となる賃貸オフィスに対し、レンタルオフィスは賃料の3か月分程度で済む場合がほとんどです。

また、レンタルオフィスはランニングコストも低いという魅力もあります。賃貸オフィスよりも賃料(利用料)が低い傾向がある上に、水道光熱費や共益費が月額利用料に含まれているケースも珍しくありません。

このように、レンタルオフィスは初期コスト・ランニングコストを最小限に抑えられます。事業を始めたばかりの方や個人事業主の方も、経済的に安心して利用できるでしょう。

1人用レンタルオフィスを利用するメリットの1つとして、コストを抑えながら立地の良い場所にオフィスを構えられるという点が挙げられます。好立地や一等地のオフィスはアクセスが良好であり、顧客も訪問しやすいことから顧客からの信頼も得やすくなるでしょう。

好立地のレンタルオフィスは、利便性が良いとは言えないエリアよりも利用料などが高い傾向があるものの、賃貸オフィスを借りるよりも少ない費用負担で済みます。コストを抑えられます。また、1人用などコンパクトなオフィスは利用料が低い傾向があるため、好立地にあるオフィスでも固定費を抑えられるでしょう。

1人用のレンタルオフィスは、1人で使用するスペースが1つのフロアに複数集まっているパターンが多く見られます。レンタルオフィスのあるフロアに、他のスペースの契約者が出入りするケースも多いため、セキュリティ面に不安を感じる場合もあるでしょう。

特に個室タイプは、人の目が届きにくくプライバシーを守れる一方で、盗難の被害を受ける恐れがあることに注意が必要です。セキュリティ性が低く、契約者以外もオフィス内に入れてしまうレンタルオフィスもあります。セキュリティ対策が十分に行われているオフィスを選ぶようにしましょう。

1人用オフィスを選ぶ際には、以下のようなポイントを押さえた上で、自分に合ったオフィスを選ぶことが大切です。

【1人用レンタルオフィスを選ぶ際のポイント】

● オフィス空間のタイプ
● オフィス面積の広さ
● 防音性
● 利用可能時間
● セキュリティ性
● 立地
● プラン変更の柔軟性

ここでは、上記の7つのポイントについて詳しく解説します。

1人用のレンタルオフィスは、個人のスペースの区切り方によって「完全個室タイプ」「ブースタイプ」の2種類に分けられます。

● 完全個室タイプ

床から天井まで壁で仕切られているタイプです。防音性やセキュリティ性に優れていますが、ブースタイプと比べて賃料が高い傾向にあることを押さえておきましょう。

● ブースタイプ

上部に隙間がある壁やパーティションなどで仕切られているタイプです。開放感があり完全個室タイプよりも賃料が低い傾向がありますが、防音性はそれほど高くありません。個人情報を扱う業務を行う方や、周囲の音に敏感な方は注意が必要です。

レンタルオフィスには、利用する人数に応じたさまざまな広さのタイプがあります。1人用のレンタルオフィスの多くは1坪程度の広さである場合が多く、パソコンや電話があれば仕事ができるといった方におすすめです。

「荷物やOA機器を置く広さが欲しい」「来客スペースが欲しい」といった方は、2~5人用や10人以上用を検討してもよいでしょう。

周囲の雑音や会話で集中力が低下してしまう方も多いでしょう。仕事を効率よく進めるためにも、防音性に優れたレンタルオフィスを選ぶことが大切です。

また、周囲の雑音や会話が聞こえるということは、自分のオフィスからの音も周囲に聞こえるということでもあります。特に「取引先に来てもらって商談することが多い」「顧客に電話することがある」といった場合は、取引先や顧客の情報が外部に漏れる恐れがあります。情報漏洩を防ぐためにも、防音性の高いオフィスを選びましょう。

レンタルオフィスを検討する際には、利用可能時間も忘れずにチェックしましょう。24時間年中無休で利用できるオフィスは利便性が高いため、早朝や深夜など自分の都合に合わせてオフィスを利用したい方におすすめです。

一方で、24時間365日利用可能なレンタルオフィスは、その分管理が必要となるため、コストも比較的高くなる傾向があります。日中にしかオフィスを利用しない方は、利用可能時間が日中に限定されたレンタルオフィスを選んでコストを抑えるのもよいでしょう。

個人情報の流出や情報漏洩は、Web上におけるハッキング(クラッキング)でしか発生しないわけではありません。「オフィスが無施錠状態になっていた」「電話での会話を盗み聞きされた」などが原因で情報漏洩が起こる場合もあります。

レンタルオフィスを選ぶ際には、下記のようなセキュリティ対策・防犯対策が実施されているか確認しましょう。

【セキュリティ性の高いレンタルオフィスが行うセキュリティ対策・防犯対策】

● 警備員の巡回
● 防犯カメラによる入退室者の確認・不審者のチェック
● 盗難防止のためのカギ付きロッカー
● 専用カードキーによる入退室の管理

「駅から近い」「都心にある」など、立地が良いオフィスは自分も通いやすく、取引先や顧客からの信頼性が向上するというメリットがあります。

一方で、好立地なオフィスや一等地にあるオフィスは利用料等のコストが高くつきやすい傾向があるため注意が必要です。予算と立地のバランスを考慮した上で、利用するレンタルオフィスを選びましょう。

利用プランを柔軟に変更できるかどうかも、レンタルオフィスを選ぶ際の重要なポイントです。

起業当初は1人用の個室レンタルオフィスで対応できる事業でも、事業の拡大に伴って広いスペースが必要となるケースは珍しくありません。事業の成長を考慮した上で、自社のタイミングで利用するオフィスの種類・プランを柔軟に変更できるレンタルオフィスを選びましょう。

まとめ

レンタルオフィスは1人でも利用でき、賃貸オフィスに比べて「コストを最大限抑えられる」「立地の良いオフィスを低コストで利用できる」といったメリットがあります。1人用レンタルオフィスの選び方を押さえた上で、セキュリティ性や防音性など情報漏洩を防ぐ対策が整ったオフィスを選びましょう。

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