レンタルオフィスと貸事務所の違いとは?それぞれの特徴を徹底比較

2023年4月7日 2023年10月23日

オフィス物件にはさまざまなタイプのものがありますが、起業の際にレンタルオフィスや貸事務所を選ぶという方も少なくありません。この記事では、レンタルオフィスと貸事務所の違いについて詳しく紹介します。

レンタルオフィスとは、業務に必要な機能を備えた賃貸オフィスのことです。 レンタルオフィスは貸事務所と同じようなものと思われることが多いですが、その形態には独自の特徴があります。まずは、レンタルオフィスの特徴をチェックしていきましょう。

レンタルオフィスには、貸事務所に比べて賃貸費用が安いという特徴があります。 同一のエリアで貸事務所とレンタルオフィスの価格を比較した場合、レンタルオフィスのほうが安くなることがほとんどです。レンタルオフィスの中には駅前の物件などもあり、こういった物件を選べば都心の一等地にオフィスを構えることができます。アクセス良好な物件であるにもかかわらず賃貸費用が抑えられているケースも少なくありません。レンタルオフィスの契約の際には敷金や礼金が発生しないケースもあり、初期費用を抑えながら効率よく事業をスタートさせられるのがレンタルオフィスの魅力です。

レンタルオフィスにはデスクや椅子、コピー機といった各種設備が設置されているのが一般的です。これに対して貸事務所の場合には、これらの設備を自社で準備する必要があります。 家具や什器、機器などを用意することなく使い始められるのは、レンタルオフィスならではの特徴です。オフィスに必要な物品を用意するのが難しいときには、既に設備が整っているレンタルオフィスを選んでみましょう。

レンタルオフィスの大きな特徴として、手続きや契約などが比較的簡単にできるという点が挙げられます。 貸事務所を利用するときには内装工事などの対処が必須ですが、既に内装が整っており家具や機材も設置されているレンタルオフィスであれば、内装に手をかける必要がありません。結果として、スムーズに事業をスタートさせることができます。 レンタルオフィスの契約にかかる時間は業者によって異なりますが、早ければ数日間で契約を済ませ、事業をスタートさせられることもあります。

ここからは、一般的な貸事務所の特徴を紹介します。貸事務所ならではの特徴や、レンタルオフィスとの違いについて詳しくチェックしていきましょう。

貸事務所の魅力は、契約の範囲内であれば自由に内装を変更できるという点です。 レンタルオフィスは既に内装を整えてあることがほとんどで、契約後に内装を自分好みに変更するなどの対処はできないのが一般的です。 しかし、貸事務所は場所貸しという形式なので内装に関する自由度が高く、お好みの内装レイアウトを施すのはもちろんスタイリッシュな家具を配置することも可能です。貸事務所を選べば、ブランドイメージに応じたデザインでこだわりを表現できます。

貸事務所を借りれば、ビルの一室やワンフロアなどある程度まとまった面積を確保できます。レンタルオフィスに比べてオフィスの面積が広いため、大人数で働くことも十分可能です。 今後組織を大きくしていきたいのであれば、広さに余裕のある貸事務所を利用したほうがいいかもしれません。 中には10〜20名など大人数向けのレンタルオフィスもあるので、さまざまな物件を比較してみましょう。

オフィスを構える際には物件のセキュリティ性にも着目すべきです。物件の状況にもよりますが、貸事務所は自社の社員のみが出入りするためセキュリティ性を重視する傾向にあります。 レンタルオフィスはワンフロアに複数の会社が入居するのが一般的です。不特定多数が出入りするため、セキュリティ面に不安を感じることもあるかもしれません。 例えばパーテーションで区切っただけのレンタルオフィスの場合、会話の内容が外に漏れてしまう危険性があります。 より強固なセキュリティを確保したい場合には、セキュリティ対策がしっかりしている貸事務所が適しています。

起業の形態や初期費用などの条件によって選ぶべきオフィス物件のタイプは異なります。どのような点を重視するのかを考え、レンタルオフィスと貸事務所どちらにするか見極めるべきです。 ここからは、レンタルオフィスと貸事務所のどちらが向いているかについてチェックしていきましょう。

レンタルオフィスは、初期費用を抑えて起業したい方に向いている物件です。フリーランスや個人事業主が小規模の起業をしたいときにも、レンタルオフィスは向いています。 貸事務所に比べて月額の賃料が安い傾向にあるレンタルオフィスであれば、起業にあたって資金不足に悩んでいる方でも無理なく事業をスタートさせられます。敷金や礼金などの費用がかからないレンタルオフィスを選び、さらに初期費用を抑えるのも有効な方法です。レンタルオフィスには家具や会議室といった設備も揃っているため、ランニングコストを抑えることも可能です。

また、ゆくゆくは事務所の移転を考えている場合もレンタルオフィスが向いています。レンタルオフィスの場合、一般的に原状回復工事が必要ありません。退去時にかかるのは主にクリーニング費用のみなので、費用面の負担も比較的軽く済みます。

貸事務所は、従業員数が多い場合やこれからオフィスの規模を拡大していきたい場合に向いている物件です。多くの貸事務所には十分な面積が確保されているので、ゆとりあるスペースの中で快適に仕事を進めていけます。 貸事務所では、内装や家具、備品などの種類やレイアウトを自由に変更することも可能です。従業員の声や自社のブランドイメージを反映した内装に仕上げられるのは、貸事務所ならではの良さです。 ただし、貸事務所の内装デザインやレイアウトには一定の費用がかかります。貸事務所は、ある程度資金がある事業者がさらに事業を広げていきたいときに最適です。地域密着型の事業展開を考えている場合なども、貸事務所のほうが向いているでしょう。

レンタルオフィスと貸事務所にはそれぞれ違った特徴があります。契約にかかる費用面や内装の状態のほか、セキュリティ面なども異なります。 一般的に、企業の規模が小さく従業員数が少ない場合にはレンタルオフィスを、ある程度の規模や実績があるときには貸事務所を選ぶのが適しています。オフィス選びに迷ったときにはいくつもの物件を比較検討するなど工夫し、自社に合ったオフィスを見極めましょう。

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