ご利用者様の声

『社会の変化に“しなやかに応える”──多角展開する総合アウトソーシング企業』

株式会社サプル 柳澤様 ・ご利用拠点:クロスコープ仙台
・入会時期:2017年3月~

2017年3月にクロスコープ仙台へご入会いただいた「株式会社サプル」の柳澤様に、同社の事業内容や強み、製造分野への取り組み、働き方や人材育成の考え方、そしてクロスコープの活用方法についてお話を伺いました。人材アウトソーシングを基盤に、多角的な事業を展開するサプル様が目指す姿と、今後の展望に迫ります。

会議室での打ち合わせの様子。落ち着いた環境の中で、リラックスしながら意見交換が行われています。
会議室での打ち合わせの様子。落ち着いた環境の中で、リラックスしながら意見交換が行われています。

― まず、御社の事業内容について教えてください。

(柳澤様)弊社は、人材アウトソーシング事業を基盤としてスタートした会社です。もともとは人材派遣を中心に事業を展開してきましたが、市場環境の変化に伴い、現在は事業領域を大きく広げています。製造拠点「サプルテクノファクトリー」の運営、特定技能を含む外国人就労支援、保育園「サプルグリーンキッズ」の運営、中小企業のブランディング支援など、多角的に取り組んでいます。これらに共通しているのは、社会の変化に適応するだけでなく、その中で企業や人が“続いていく”仕組みをつくることです。単なるマッチングにとどまらず、双方が長く関係を築ける橋渡し役でありたいと考えています。人材派遣を通じて企業と向き合う中で、課題は人手不足だけでなく、技術継承や情報発信にもあると実感しました。その延長線上に、現在の事業展開があります。



― 「サプル」という社名には、どのような想いが込められているのでしょうか。

(柳澤様)「サプル」という社名には、「しなやかに」という意味を込めています。時代や社会の流れの中で、求められるサービスは常に変化します。その変化の中で形に固執せず、本当に必要とされるものを柔軟に届けていくことが、私たちの大切にしている姿勢です。人材を取り巻く環境や産業構造が変わる中でも、決まった枠にとらわれず、しなやかに事業を展開していく。その想いを社名に込め、社員とも共有しています。



― 柳澤様ご自身は、現在どのような業務に携わっていらっしゃいますか。

(柳澤様)私自身は、製造分野を中心とした広報活動や、後継者不足に悩む企業への支援などに携わっています。企業と人をつなぐ役割として、製造業の魅力を発信することも重要な仕事の一つです。また、社内外のITやシステム面の整備にも関わっており、特にDXが進みにくい中小企業に対しては、業務の効率化や情報発信の仕組みづくりをサポートしています。立場としては特定の部署に閉じるのではなく、事業を横断しながら「人と仕事をつなぐ」役割を担っています。



― 「サプルテクノファクトリー」とは、どのような拠点なのでしょうか。

(柳澤様)サプルテクノファクトリーは、製造分野に特化した技術拠点です。弊社はこれまで、エンジニアを中心とした人材派遣を通じて、数多くの製造現場と向き合ってきました。その中で培った現場理解を活かし、数年前に製造拠点を立ち上げました。これにより、設計から基板実装、組み立てまでを一気通貫で対応できる体制を整えています。従来は外部に委託していた工程も自社で担えるようになり、よりスピーディーで柔軟な対応が可能になりました。現場を理解しているからこそ、単なる製造にとどまらず、お客様の意図を汲み取った対応ができる点が大きな特徴です。



― 具体的には、どのような製造や開発を行っているのでしょうか。

(柳澤様)主に電子基板の設計・製造を行っています。機械の中身を構成するような部分を手がけており、ハードウェア寄りの領域が中心です。たとえば、プリンターや舞台照明装置、さらには人工衛星に搭載される基板など、さまざまな製品に関わっています。普段目にすることは少ないかもしれませんが、「何かを動かす」ための重要な役割を担う部品を製造しており、弊社の技術が多くの場面で使われています。



会議室でのディスカッションの一場面。具体的な内容を共有しながら、理解を深めていきます。
会議室でのディスカッションの一場面。具体的な内容を共有しながら、理解を深めていきます。

― 御社が選ばれる理由や、業界内での強みについて教えてください。

(柳澤様)サプルテクノファクトリーとしての強みは、小ロット生産に迅速に対応できる点です。試作や一点物など、大量生産の前段階でスピードや柔軟性が求められる案件にも対応できる体制を整えています。ただ、それだけではありません。サプルはもともとエンジニアを中心とした人材派遣からスタートしており、数多くの製造現場と向き合ってきました。その中で培った現場理解があるからこそ、単なる製造受託にとどまらず、設計意図や組織背景まで踏まえた対応が可能になります。さらに、人材確保や外国人就労支援なども含め、企業が抱える課題を横断的に捉えることができる点も現在のサプルの強みです。製造だけ、人材だけ、ではなく、企業が「続いていく」ための視点で提案できることが、選ばれる理由の一つだと考えています。



― 現在、特に力を入れている事業領域はどこでしょうか。

(柳澤様)現在は、サプルテクノファクトリーの領域を今後の成長分野として強化しています。試作や小ロット対応へのニーズを感じる場面が増えており、体制の整備や対応力の向上に取り組んでいる段階です。具体的には、機械部品の修理や回収、大量生産に入る前の試作品製作などのご相談をいただいています。こうした分野で対応できる企業が減っている中で、サプルとして果たせる役割は大きいと感じています。これまで人材派遣で培ってきた現場理解を活かしながら、製造拠点としての機能をさらに磨いていきたいと考えています。



― 製造業界のトレンドや、今後の流れをどのように捉えていますか。

(柳澤様)製造業に興味を持つ若い人材が減少していることは、大きな課題だと感じています。技術力があっても、後継者不足によって事業継続が難しくなるケースも増えています。そのような現状に対して、弊社では子ども向けのはんだ付け体験教室「サプルプレイファクトリー」を通じて、ものづくりに触れる機会を提供しています。これは短期的なトレンド対応というよりも、将来の担い手を育むきっかけづくりとして取り組んでいる活動です。



共用スペースでのコミュニケーションの様子。リラックスした雰囲気の中で、自然な会話が生まれています。
共用スペースでのコミュニケーションの様子。リラックスした雰囲気の中で、自然な会話が生まれています。

― 御社の働き方や、社内コミュニケーションについて教えてください。

(柳澤様)働き方は事業ごとに異なります。製造部門では出社が必要な業務もありますが、それ以外の部門では在宅勤務や時差出勤、時短勤務などを取り入れ、業務特性に合わせた働き方をしています。働く場所が分かれているからこそ、コミュニケーションは特に意識しています。バーチャルオフィスを活用し、拠点を越えて気軽に声をかけ合える環境を整えています。また、誕生日会やランチの機会を通じて、部署や拠点を越えた交流も大切にしています。人と人をつなぐ仕事をしている会社だからこそ、社内のつながりも丁寧に築いていきたいと考えています。



― 採用において重視しているポイントを教えてください。

(柳澤様)スキル以上に重視しているのは、人や仕事に対して誠実に向き合える姿勢です。人と人との対話を大切にすることは、弊社の理念にも通じる部分であり、一緒に働く仲間に求める重要な要素だと考えています。未経験で入社するメンバーも多く、OJTを中心に先輩がサポートする体制を整えています。他業界での経験を、現在の事業にどう活かすかを一緒に考えながら、柔軟に成長できる環境を大切にしています。



― クロスコープを選ばれた理由と、実際の使い心地について教えてください。

(柳澤様)決め手は、立地と設備の良さでした。弊社の規模で拠点を構える場合、初期費用や維持コストが大きな課題になりますが、クロスコープは費用面でも非常に魅力的な選択肢でした。実際に利用してみて、受付の方の対応が親身で、気軽に相談しやすい点も印象的です。また、落ち着いた雰囲気のため、来客対応も安心して行えています。日々の業務を支えてくれる環境だと感じています。



― 今後の事業展開や、目指していきたい姿について教えてください。

(柳澤様)今後は、人材を軸にしながら、製造や外国人就労支援といった事業をさらに伸ばしていきたいと考えています。それに加え、後継者不足や教育といった社会課題にも向き合い、中小企業の魅力を発信することで、若い世代にも選ばれる企業づくりを支援していきたいです。実力のある企業と人をつなぐ架け橋となり、現場を支える存在であり続けることが、弊社の目指す姿です。



株式会社サプル

株式会社サプル様は、人材アウトソーシングを軸に、製造、外国人就労支援、教育など多角的な事業を展開しながら、「人と仕事をつなぐ」役割を担ってきました。試作段階からの製造支援や、業界の未来を見据えた人材育成への取り組みからは、現場に根差した強い想いが伝わってきます。クロスコープとしても、単なるオフィス提供にとどまらず、サプル様の事業成長と挑戦を支えるパートナーとして、今後もさまざまな形でサポートしていきたいと考えています。

https://supple.co.jp/