固定の共益費が
ベンチャーにはとても魅力的。
働きやすい環境が整うことで
社内の活性化にもつながる。
イミュニティリサーチ株式会社
代表取締役 安河内 正文 様
・ご利用拠点:クロスコープ新橋
・入会時期:2023年~
※2017年~2020年の間は クロスコープ青山オフィスご入会
― 最初に御社の事業内容についてお伺いできますか?
(安河内さん)はい。もともとは医科大学発のベンチャーでして、癌の診断治療に関わることでスタートしました。一番メインのところは癌治療剤の効果予想をベースにした診断。最近ですとそちらを使って、もうすこし癌以外も診断できるのではないかということで、直近にはコロナなども不特定多数が感染したと思うのですが、我々の技術を使うと重症化する人がとそうでない方が分かりました。今特許を出願しているのですが、このような免疫状態を見て、それで疾患との関係を予測する。という事業です。
― ちなみに、それはデータを取り予測された後は、どういったところへお取引先として、提供しているのでしょうか。
(安河内さん)診断薬の会社さん。あとは製薬会社さんです。例えは2018年にノーベル賞を取った本庶先生が発明した、「オプジーボ」って聞いたことありますか?「免疫チェックポイント阻害剤」と言われている薬で、日本だけでなく世界でも発売されているお薬です。その薬を使うと癌の患者さんで長期に生存できる方が10-15%程度いることが分かっていますが、どのタイプの患者さんが長期生存するのか分かっていませんでした。製薬会社は治験といって、薬が発売される前に臨床試験を行わなければならないのですが、我々の持っている技術ではこの人だと長期生存するこの人はしない人というのが見分けることができたんです。最近では世界の製薬会社が臨床試験を行うとき、癌が何ミリに小さくなりましたというデータだけでなく、「全生存期間」の改善を証明しなければならなくなってきました、つまり長期生存するかしないかというのがポイントになっています。そこで、臨床試験をするときに最初から長期生存しそうな方を集めたいというニーズが製薬企業に発生することになり、弊社と仕事を進めていく企業が出てきたわけです。がんの業界の中では、一番新しいところにいる感じです。
一度退会したクロスコープに戻ってきた理由は
「働く環境を重視」したから。
結果、社内コミュニケーションが円滑に。
― では続いて、オフィスを探されていた背景を伺いたいのですが(今回の)クロスコープ新橋でのご利用の前は、別のところにご移転されていますが、そこから増床された形でしたか?
※2017年~2020年の間は青山オフィスをご入居、その後は他オフィスに移転され、2023年から新橋オフィスへのご入居
(安河内さん)クロスコープ青山オフィスを出たときは、人を減らさなくてはいけない状態でした。あともう一回同じ体制になって、その後に増床となったときにクロスコープ新橋に入居しようとなりました。人を増やそうとなって。
― リモートワークはおこなっていますか?コロナ禍なども。
(安河内さん)はい。していました。今は原則出社にしています。10人くらいのベンチャーですと、出社にして人が増えるとなると、単純に広いところよくて(新橋オフィスに決めるまで)いくつかオフィスを見たのですが、結果的にはオープンスペースで広いところがあるのが良く、こちらは他の場所と圧倒的に違いました。
― ちなみに・・比較されていた他のオフィスでは、ラウンジ等オープンスペースが混み合うなど(問題は)あったのでしょうか?
(安河内さん)(オープンスペース的な共有部分が)そもそもないところもありました。10人用の部屋で終わり、共有部がなく。会議室があっても入居している数に対して圧倒的に少ないとかでした。システムプログラムをするような会社だとそれでもいいのですが、結果的には僕らのような「人と対面することがある会社」だと会議室とかがあった方が良くて。業態としては会議室が自由に使えて、人が増えても広い部屋にするかもしくは自由に使えるオープンスペースのある所で探していました。
あとは女性スタッフが何人かいるので清潔感が結構大事でしたね。ビルや、お手洗い。女性スタッフが9時~5時と一番長く会社にいるので環境が重要と思っていました。
― ずっと同じ場所ではなく。色々なところへ散らばって、自由に働ける。集まれる時に集まれるのが使い勝手よい。という感じでしょうか。
(安河内さん)はい、そうですね。
― コロナの前までは同じ場所で仕事していたのが、「ソーシャルディスタンス」といった広々した場所でお仕事できるのに慣れた生活環境に変わりましたよね。企業の総務の方や代表の方は移転の時にかなりガラッと変えることが増えて、重視している方が多いと聞きます。今までのオフィス環境から変えていかないと、人材が流出してしまう採用の悩みもあるそうです。
(安河内さん)うちもそれで。結果的に今は人数を減らしているんですが、本当はもう少し増やしたい。そうなるともっと自由にできるオフィスが良いなと。A社B社を比較してどちらがいいかといわれたら、クロスコープがいいというのはそういった理由がありました。
単に給料が高ければいい面もありますが、会社的にはすぐそのように出来ないこともあり。となると次は福利厚生で。うちはベンチャーなのでそういったものもない・・残りは働く場所、働きやすさになる。みんなが集まってやるのもありですがそれよりもきれいな環境で、自由に働けるというのが叶うので、人を採りやすいんですよねこのオフィス。このあたりは、戦略的になります。
― 賃貸についてはどうお考えでしたか?
(安河内さん)賃貸は初期費用が結構掛かって大きいので・・・だから
― レンタルオフィスに絞ってみられていたと
(安河内さん)はい。秋葉原一棟ビルのオフィスとかを見ました。不動産屋からの紹介で、他のレンタルオフィスも見たんですが会議室が基本有料で。 僕らベンチャービジネスの一番嫌な処は、「変動費」なので・・・。オフィス探しをした時に、他は電気代が利用した分発生する変動制でしたがクロスコープは共益費で固定だったのも決め手になっています。丁度電気代が値上がり始めていたころだったため、固定の方がよかったです。もちろん必要なお金なのであるところまではわかるんですが、取られるのが嫌だなと。電気代のほか会議室の無料枠時間が3時間からあり、3時間あればまず大丈夫かと思って。他のレンタルオフィスでは会議室は有料で1時間5,000円ほどして、部屋数が少なめで。(クロスコープに入居する)以前いたレンタルオフィスは設備面で結構不安なところもありましたね。ネットが不安定とか。会議室予約システムがあってもり使いにくく。そのオフィスには1年くらいいたかなと思います。
会議室やオフィスラウンジが
複数のエリアにあって便利。
いざというときの打ち合わせも安心
― ちなみにクロスコープで気に入っていただいている、サービスプランや設備はありますか?お話の流れからはやっぱり会議室でしょうか。
(安河内さん)はい。無料で使えて、24時間予約使える。自分でウェブから予約が出来ていいですね。あとは他店舗も使えるのがいいですね。自分の家は実はそちら側の方近いので新宿アベニューと新宿サウスをよく使っています。
― 他拠点ではラウンジのほかに、会議室も使われることがあるのでしょうか。
(安河内さん)会議室はたまに。ただ使えるとわかっているので 突然はないですが今日MTGしようとなったときに使える。そういえば青山の会議室も使いましたね。スマホで予約できる、というのもよくて。会議室があの辺とあの辺とあの辺で使える、というのが頭で分かっていると、打合せのアポを取るのもいざとなればできるという感じです。入館も手続きも、事前申請は不要ですし。
― はい。クロスコープでは、今は顔認証で基本どのオフィスも入館いただけます。パッと好きな時にいけるのが楽ということですね。
(安河内さん)はいそうなんですよ。他社のレンタルオフィスだと18時以降の会議室が使えないことがあって。
― クロスコープは全オフィスで空調も24時間使えますというのが売りのレンタルオフィス。普通ビルの空調はフロア一括管理の場合が多いので、夕方に一度切れた後に空調を使いたい場合は、事前申請且つ時間外空調として費用が掛かるところもありますね。
逆にクロスコープで何か改善してほしい点等はありますか?最初青山オフィスに入られて、またご縁があって今は新橋オフィスに入居いただいていますのでもう少しこういうものがあれば、というのがありましたら。
(安河内さん)うーん。見当たらない・・?(笑)青山の時は入居して後半の方が意外と会議室の予約激戦になってきていましたね。絶対取れないというわけじゃないのですが。あとは青山では室内が窓無の場所を借りていたので。そこは施設的に仕方ないと思っていました。今回も(新橋オフィス)窓のない部屋なんですが、外にも出られますので。意外といろんな人をここに連れてきますけれどみんないいって言いますよ。
― 本当ですか!よかったです。ありがとうございます。
相互利用が開始されたBizflex(ビズフレックス)
使えるエリアも拡大予定
― 9月からヒューリックのグループ会社になり、元々運営していた Bizflex(ビズフレックス)という内装付オフィス(セットアップオフィス)と提携が始まり相互利用ができるようになりました。この後浜松町・神田等もオープンしますので、そちらにあるラウンジ等のオープンスペースが使えるようになります。クロスコープがないエリアでも使っていただけるので、便利になると思いますよ。
(安河内さん)そういえば、お知らせで来ていましたね。いやあ、とてもよく考えられていますよね。
― クロスコープにはラウンジ内に1名用のテレブースのご用意もありますが、利用することはありますか?
(安河内さん)はい。頻繁に使っています。ウェブ会議をするとき。執務室で複数人がいる場面で話せない内容があったりする時にも使っています。新橋オフィスって午前中はガラガラなんですが、午後になると結構人がラウンジとかいます。それでも満席にはならならず。後はいざとなれば3時間会議室が無料で使えるのがいいですね。家賃は正直すごく安いというわけではないと思うんですよね。ただ、5名の個室に対して最大倍の10名迄カード発行。 登録して使えるというのは、コスパがいいですね。後はオフィスにいるのが女性なので、部屋がきれいなのがいいところです。
― 実際に使われている女性スタッフ様からも、問題はなさそうでしょうか?
(安河内さん)はい。問題ないです。経理部門の方とも今は同じ部屋なので。クロスコープ新橋に来てから会話が増えています。
― そうなんですね!カフェのような場所では、ワイワイして仕事をする雰囲気になれないというのが嫌だという声も聞いたことがあり。クロスコープでは「仕事をしやすい環境を作る」ことが第一に考えられています。入居者の皆さまが気持ちよくお仕事ができる。環境づくりということで、利用ルールの設定も、仕事の環境づくりを重視しています。のあたりは、コンセプトが違うと、レンタルオフィスによっても結構雰囲気が違いますよ。
(安河内さん)ワイワイがやがやするのは、外資系のオフィスなどが多いですか?
― 日系でもそういったレンタルオフィスは多いので、利用される方の好き嫌いもあると思います。
(安河内さん)ワイガヤも嫌いじゃないんだけど、なんかやっぱり。こっちのほうが好きなんだなと思います。仕事するってことで環境、空気や雰囲気も大事ですよね。部屋が古いビジネスホテルみたいな空気というか、そういった場所はあまり居たくないなと思いますし。働く場所はなんでもいいというコンセプトと、そこで時間を過ごすことを重視していることだと、後者ですね。環境がいい場所で過ごして、仕事をしたいなと。自分がどうこうというより、周りが働きやすい方が良いと思います。
イミュニティリサーチ株式会社
「免疫の力を測定する技術」の開発。 この技術を用いて大学病院や研究機関、製薬会社とコラボレーションすることで、診断・治療・予防法の開発を支援しています。 免疫チェック阻害剤関連の臨床効果判定に関する研究及びキット等の開発。免疫療法に関わる遺伝子解析等。新規免疫療法に関わる研究。医学研究受託・データベース事業。治療薬開発本社のほか、研究ラボは埼玉医科大学内にあり。
https://www.imtr.jp/