ご利用者様の声

太陽光から蓄電池へ、進化する再エネ事業——ブルースカイエナジーの次なる一歩

ブルースカイエナジー株式会社 上原 様 ・ご利用拠点:クロスコープ日本橋
・入会時期:2025年8月~

レンタルオフィス日本橋活用術
2025年にクロスコープ日本橋オフィスへご入会いただいたブルースカイエナジー株式会社の上原様に、同社の事業内容や再生可能エネルギー業界での取り組み、組織再編の背景、働き方、そして今後の展望についてお話を伺いました。

グループ再編から始まった「第二創業期」

― 会社設立のきっかけや創業の背景について教えてください。

(上原様)弊社は「ブルースカイホールディングス」というグループの一員で、事業ごとに会社が分かれています。もともと外資系企業であったスカイソーラーグループが成り立ちですが、2022年後半にM&Aなどを経て国内資本100%のグループに生まれ変わりました。これを機にグループ内の体制も大きく刷新し、2025年9月より当社も社名をブルースカイエナジーへと変更。いわば“第二創業期”として再出発しました。私は2023年1月にこのグループへ参画し、2024年10月より代表に就任しました。新しい資本体制のもと、再エネ事業の開発から管理までを一気通貫で推進するための体制を整え、グループ全体で新たな挑戦をスタートしています。



個人ワークに集中できるスペース設計。雑音が少なく、長時間のデスクワークでも快適に過ごせます。
個人ワークに集中できるスペース設計。雑音が少なく、長時間のデスクワークでも快適に過ごせます。

組織再編で感じた苦労と挑戦

― 組織再編にあたり、苦労された点を教えてください。

一番のチャレンジは“組織を動かす”ということでした。事業ごとに会社を分ける流れの中で、人の転籍や新規採用、M&Aによる2社の吸収合併などがありました。既存社員と新しいメンバー、異なる文化を持つ会社が一緒になると、それぞれの「当たり前」の基準が異なります。そのすり合わせや価値観の融合には時間と労力がかかりました。ゼロから立ち上げるよりも、一度あるものを再構築するほうが難しいと実感しています。現在も“第2創業期”として組織整備を進めており、挑戦の連続です。



主力事業と注力分野

― 現在注力されている事業領域について教えてください。

弊社の事業は大きく3つに分かれています。1つは太陽光発電所や蓄電所の「開発事業」。2つ目は「建設事業」で、特定建設業のライセンスを活かし、リパワリング(既存設備の入れ替え・発電量向上)工事も行っています。そして3つ目が「メンテナンス事業」で、全国24拠点で1,670件の発電所を管理しています。草刈りや除雪、点検といった運用支援を自社社員が行う点が特徴で、品質管理とスピードを両立できる体制を整えています。



プレゼン資料を共有しながらの打ち合わせ。モニター設備が整い、リモート・対面を問わず効率的なコミュニケーションが可能です。
プレゼン資料を共有しながらの打ち合わせ。モニター設備が整い、リモート・対面を問わず効率的なコミュニケーションが可能です。

他社にない強みとは

― 御社が選ばれる理由、他社との違いはどのような点でしょうか。

やはり“自社完結型”の運営体制が大きな強みです。再エネ業界では、メンテナンスや除草作業などを外部委託しているケースが多いのですが、当社はすべて自社の拠点とスタッフで対応しています。開発・建設・保守を一気通貫で担うため、トラブル対応のスピードやコスト面でも信頼をいただいています。また、全国ネットワークによるサポート体制も、オーナー様から高く評価されています。



業界のこれから

― 再エネ業界の変化や今後のトレンドをどのように見ていますか。

以前のような大規模太陽光発電所の開発は減少傾向にあります。その代わり、耕作放棄地などの有効活用や、再エネを無駄なく使うための“蓄電池”の導入が注目されています。昼間に発電しすぎて余剰電力が出るケースが多く、出力抑制が課題です。そのため、今後は蓄電池を併設することでエネルギーをため、安定供給する仕組みが求められています。業界全体としても蓄電池開発へのシフトが加速しています。



組織文化と働き方

― 働き方やオフィスの使い方について教えてください。

基本的には出社スタイルを取っていますが、クロスコープの複数拠点を活用してリフレッシュできるようにしています。日本橋拠点を中心に、週1回程度は別拠点のシェアスペースを利用し、環境を変えて仕事をすることで新しい発想も生まれています。集中と気分転換の両方をバランスよく実現できるのが魅力ですね。



採用で重視する人物像

― 採用において、どのような人物を求めていますか。

再エネ業界はまだ若い分野なので、経験よりも意欲を重視しています。特に“課題を前向きに捉えて解決へ動ける方”が向いています。開発の現場では予想外のことも起きますが、試行錯誤を楽しめる方なら成長できる環境です。スキルは入社後に身につけられますので、チャレンジ精神を持っている方を歓迎しています。



コーヒーブレイク中の自然なコミュニケーション。休憩時の交流が、社内外の連携やアイデア創出にもつながります。
コーヒーブレイク中の自然なコミュニケーション。休憩時の交流が、社内外の連携やアイデア創出にもつながります。

クロスコープ活用の魅力

― クロスコープをご利用いただく中での印象を教えてください。

シェアスペースの存在が非常に大きいです。普段は自社オフィスで集中して働き、少し行き詰まったときに共有スペースで気分転換できる。外に出る手間がなく、同じ施設内でリフレッシュできる点が気に入っています。社員の間でも“今日はあそこで仕事しよう”と自然に会話が生まれています。



今後の展望と挑戦

― 今後の展望や新たな挑戦について教えてください。

これからは発電所・蓄電所を軸に、営農型太陽光発電など農業や地方活性化にも貢献できるモデルに注力していきたいです。<自然エネルギーを未来へつなぐ>というコーポレートスローガンを基に、単にエネルギーを生み出すだけではなく、適切な形で未来に繋いでいける仕組みをつくりたいです。



ブルースカイエナジー株式会社

ブルースカイエナジー株式会社は、太陽光発電や蓄電池開発を通じて再生可能エネルギーの未来を支える企業です。グループ再編を経て第二創業期を迎えた同社は、開発・建設・メンテナンスの一体運営による高品質なサービス体制を確立。上原様のお話からは、エネルギー事業に対する強い使命感と、社員一人ひとりが前向きに挑戦する社風が伝わってきました。クロスコープとしても、快適なワークスペースを通じてブルースカイエナジー様のさらなる成長と挑戦を今後も応援してまいります。

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